登る峠の道標

ただいまお試し期間中

タイガー&ドラゴン「三枚起請の回」

タイガー&ドラゴン「三枚起請の回」 [DVD]

タイガー&ドラゴン「三枚起請の回」 [DVD]

久々の映画(今回はドラマSPのDVDですが)紹介です。
子供の頃に両親が借金を苦に自殺し「笑い」を忘れてしまったヤクザの山崎虎児は、ひょんなことから浅草で落語家の林屋亭どん兵衛の高座を聞いて感動し、三顧の礼を行い必死の思いで弟子入りを志願する。

どん兵衛は虎児が属する新宿流星会の組長から400万円の借金をしていた。そこで虎児は、噺をひとつ習得するごとに10万円の「授業料」(ドラマの途中から20万円に値上げ)をどん兵衛に支払い、それをそのまま「返済金」として虎児に支払うという奇妙な契約をどん兵衛と交わすことになる。

こうして林屋亭門下「林屋亭小虎」として落語の修業を積んでゆくこととなった虎児。ヤクザと落語家という二足のわらじを履く生活を始めたが根っからのヤクザである虎児に笑いの才能が無く困っているところに、かつて「落語の天才」だったが裏原宿でダサくて売れない洋服店「ドラゴンソーダ」を立ち上げて店主となっているどん兵衛の次男・谷中竜二と出会うことに…。(ウィキより抜粋)

ただ単純に面白いんじゃなくて、上手いこと言うねえ〜とうならせる面白さを持っている作品。クドカン作品なので、テンポが速いので集中してみれます。そして、何より長瀬智也がこの落語家を志すこの不器用なヤクザにハマリ役なのです。落語の師匠を演じる西田敏行との師弟愛は感涙モノです。
このドラマには江戸っ子の義理人情、仁義が詰まっています。たかが古典落語されど古典落語、落語の面白さを現代に置き換えれば人間ドラマなのだなあ〜と思いました。もちろん、この続きとなる連ドラ版も期待を裏切らない出来映えです。